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令和3年度第3回安全講習会

1月12日に令和3年度第3回安全講習会を開催しました。

安全講習会は2ヵ月に一度、協力会の信栄会と共催で実施しており、社員と信栄会員で計70名の参加がありました。

なお、距離を取った座席配置、十分な換気、入場前の検温と手指消毒、マスク着用の徹底を行い、感染防止対策に努めました。

今回は富士市地域保健課より保健師の鈴木様と栄養士の関様を講師にお招きし、「寒冷期の健康障害防止について」をテーマにご講演いただきました。

講演では、主に寒冷期に起こりやすいヒートショックについて学習しました。

ヒートショックとは、急激な温度差によって起こる体調トラブルの事で、特に冬の入浴は、脱衣所と浴槽の温度差が大きく、血圧の急上昇・急降下によって脳や心臓に大きなダメージを負い、命に危険が及ぶことがあります。

実際に最近のデータでは、年間推定19,000人が入浴時のヒートショックにより命を落としており、その多くを高齢者が占めています。

対策としては、入浴時に同居家族に声を掛ける、脱衣所を暖房器具で温める、入浴前後に水分補給をする、掛け湯をして体を慣らす等が重要です。

また、高齢者以外でも高血圧や高コレステロール等による動脈硬化で血管が弱っている方も十分注意が必要です。

ヒートショック以外にも、脳卒中への対処法や自分のお酒の飲み方の危険度をはかるスクリーニングテストについてご講演いただきました。

まだ寒い時期が続くので、今回の講習で学んだことを各社・各家庭に持ち帰り、健康障害防止への取り組みにいかしたいと思います。