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中学生の職場体験

今年も、吉原1中の中学生4名が職場体験学習にやってきました。

今年は、女子中学生1名が参加しており、建設業という仕事に対する見方が少しづつ変わってきたのかもしれません。

毎年のことながら、職場体験と言っても、建設業の現場では危険な仕事が多く、中学生に体験してもらえる仕事はなかなかありませんので、現場担当者を中心に関係者が知恵を出し合いながら、子どもたちが思い出に残る体験ができるよう工夫して実施しています。

午前中は、土木の現場を1件回り、建設重機に試乗してもらい、実際に土砂をすくい上げる操作を学んでもらいました。

また、簡単な説明の後、自分たちの力で頭を使い協力し合って、測量機器(レベル)を使い、単管パイプで水平に足場を組み立てる体験をしてもらいました。

午後は、建築の現場を回り、実際の建築物の大きさや高さが体験できるように、建築中の3F建て構造物の中での下請けさんたちの作業の様子を見学しながら、足場を使用して各階の高さを体験してもらいながら屋上まで登ってみてもらいました。

普段、街中や郊外で見かける建設工事現場ですが、子どもたちにとっては、工事現場に入ることはもちろん、重機や機器を自分の手で触ってみることもできす、どんな仕事をしているのか全くわからない未知の領域です。

参加した一人の生徒が、「建物が完成したら誰よりも一番に見に来よう!」と言っていたように、この職場体験で何か感動するものがあったのだと思います。

こうした体験を通じて、子どもたちが建設業とういう仕事を身近に感じ、日常生活の中で、何気なく利用している建物や道路等をつくる仕事に多くの人と時間が費やされていることを実感できたのではないかと思います。