第5回安全講習会
平成24年度の5回目安全講習会が開催されました。
安全講習会は、2か月に1度の予定で協力会の信栄会との共催で実施しています。
本日は、今年度最終の安全講習会となり、社員と協力会社の方とで93人の参加がありました。
今回は、労働安全から少し目線を変え、「交通安全」と「飲酒運転」をテーマにすすめました。
講師は、富士警察署の斉藤交通課長と東海電子㈱営業企画グループの窪田様にお願いし、斉藤課長からは富士市の交通事故状況を、窪田様からは、パッチテストを交えながら、お酒の体質についてわかりやすく説明していただきました。
富士市では、昨年2644件の交通事故があり、死亡事故は減ってはいるものの、県内4番目の多さであり、とりわけ、飲酒運転26件、ひき逃げ38件で、どちらもワーストワンという危惧すべき状況にあるそうです。
しかも、ひき逃げの約4割が飲酒と無免許だそうです。
飲酒に関しては、自分がお酒に対して強い体質のなのか弱い体質なのかを知っておくだけでなく、本人が知らないうちに飲酒運転をしている可能性があることを自覚しておく必要があるそうです。
そのキーワードは、「アルコールの1単位」です。
1単位は、純アルコールで25g分で、これは、ビールで中ビン1本(500ml)、日本酒で1合(180ml)、焼酎でコップ半分(100ml)にあたり、肝臓で処理されアルコールがなくなるまで4時間かかります。
つまり、前の日に飲んだお酒の量とその後の経過時間によっては、朝出勤して来る時に、自分では全く気づかずに、お酒が完全に抜けていないまま運転していて、酒気おびで検挙される可能性があります
実際に事故を起こして、自分が酒気おびだったと気づくケースがたくさんあるそうです。
飲酒運転が一向に減らない現実。我々運転手は、お酒を甘く見ないでお酒の本質について知り、もっと飲酒運転について、真剣に受け止める必要があることを自覚させられた講習会でした。

